触診について

整体院や病院で施術をしていると 
よく「こんな軽く触っているだけでわかるんですか?」と聞かれます.

さすっているくらいの力で何がわかるのか?
強くもんでもらわないと物足りない感じがする

これは今まで数え切れないくらい言われたことです.
整体院ではここでの施術を理解して来院してくださる方がほとんどなので問題ないのですが
病院では理解されないこともたまにはあります
ほとんどの方は説明とその”結果”に納得していただけますが、、、 
そうではない方もたまにはいらっしゃるので
もちろんベストな方法ではないのですが、強くもんでも結果を出せない訳ではないので
そんな時にはパワーを開放することも”稀に”あります笑

そんななか以前に参加したフランス人講師の方の勉強会の音声を文字起こししていたら
触診とはまさにこれだ!と思った講義の一節があったので紹介させていただきます.




組織の上に指を置くときは、
ただ単に組織に問いかけるのだと考えてください。
組織を攻撃しようとしたり、何が何でも中に入ろうとしたりしないでください。
ソフトに入っていってください。
力(フォース)ではなく、パワーで。
多くの場合、皆さんの指は緊張しすぎていて、
情報というものを引き剥がそうとしています。
いいですか?
組織の上に指を置くときは、
頭の中でこう考えてください。
「私は組織に問いかけているのだ」と。
「君は私に、君をへこませてくれるかい?君は私に、君を動かさせてくれるかい?」と。
よろしいですか?
皆さんが
テストをする時は、
自分の組織に問いかけ、そして皆さんは
組織からの返答を分析するのです。
2種類の返答があります。
組織が
皆さんの圧や動きに対して
されるがままになるか、
あるいは、組織が
反応して、
そして、ある意味で皆さんにこう言うのです。「だめだ、通さない」と。
それこそがブロック(問題)であり、オステオパシーの病変なのです。それを皆さんは探さなければなりません。
それは、
皆さんの働きかけに対する組織の
反応性なのです。
分かりますか?我々は、何が何でも
それを動かそうとするのではありません。
頭の中では、「あなたを動かしてもいいですか?」と問いかけ、そして組織が「はい」か「いいえ」で答えてくれるのです。



そうなんです!
力が入ってしまうと、指先から入ってくる情報がなくなってしまうんです
検査中も施術中も常に触れている部分と会話をしています

「どうしたら柔らかくなるか?」
「どうしたら楽になるか?」

組織は素直に返答してくれます
(たまに手強いこともありますが笑)

組織は決して「強く押してくれ!」とは言いません
リラックスしたい方向に促してあげれば素直に緩んでくれます
なので力はほとんど必要ないです

病院ではよく「手や指が疲れるでしょう」と言われますが
全く疲れません
ただ、組織と会話し続けているので頭は疲れます笑

整体院の施術はもっと単純で系統化されているため
会話の回数は多いですが、一回一回の会話は極めて短いのでそんなには疲れないです

施術は受けことがある皆さんはよくわかっている通り一瞬なので
もちろん手は疲れません
(その一瞬までにたくさん組織との会話は行いますが)

力を必要としないということは
痛みを伴うこともほとんどありません
病院や整体院の施術で痛い思いをされたことがある方
是非当院の施術を一度ご体感下さい.

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